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インナーブランディングにはワークショップが有効!効果や種類を解説

インナーブランディングを促進する方法の1つとして、ワークショップの開催があります。特に、参加者が主体となるワークショップなら大きな効果を期待できるでしょう。

この記事では、インナーブランディングに対するワークショップの効果や種類などを解説します。ワークショップの流れやポイントについても解説するため、ぜひ参考にしてください。

インナーブランディングでのワークショップの効果

ワークショップを実施すると、インナーブランディングに対して高い効果を期待できます。ワークショップでは従業員が自ら考える場面が多く、企業のプロジェクトを自分ごととして捉えられるようになるからです。ワークショップの後に取り組む実際の施策においても、従業員が自主性を持ってスムーズに進めやすくなります。

また、企業に対して従業員が不安や疑問などを抱いている場合も、ワークショップを通して解消できる可能性があります。普段は話す機会がほとんどない「企業の在り方」について、本気で意見交換できるためです。ワークショップの場でイノベーションが起きるとは限らないものの、インナーブランディングの促進に対しては、高い効果を期待できます。

▼インナーブランディングの詳しい解説はこちら

ワークショップとは

ワークショップとは、参加する従業員それぞれが主体的に考え、協力し合う会議や共同作業のことです。企業では、研修方法の1つとして定着しています。ワークショップでは、参加者同士が互いの意見を聞きながら合意を目指します。最終的な結論の共有によって、さらに高い成果を得ることが可能です。

また、ルールを最初に共有すると、ワークショップをスムーズに進めやすくなります。

ワークショップを取り入れる理由

企業がワークショップを取り入れる理由は、インナーブランディングの推進です。ワークショップは、インナーブランディングに対してさまざま効果を期待できます。ここでは、ワークショップを取り入れることで、具体的にどのようにインナーブランディングに役立つか解説します。

チームビルディングの効果を向上させるため

ワークショップは、従業員同士が共通の理解と価値観を築くための手段です。各従業員のスキルや経験を活かし、目標を達成できるチーム作りを目指します。参加している従業員全員が同じ目標に向かって協力するため、相互理解や結束力を高めるのに効果的です。

ワークショップが、自社の企業理念や価値観について改めて考える機会となり、チームビルディングに対して高い効果を得られる可能性があります。

組織文化を変革するため

企業が成功するためには、組織文化が重要です。ビジネスを取り巻く環境は激しく変化しており、柔軟性が低い組織文化では適応が困難です。ワークショップは、組織文化の変革を促す手段として活用できます。

たとえば、理想の組織像についてディスカッションすると、新たな価値観や行動様式が育ちやすくなり、組織文化の変革を期待できます。また、ワークショップでは各従業員が自ら考える必要があるため、それぞれの主体性の向上も期待できます。

ブランド価値を共有して活かすため

ワークショップでインナーブランディングを深めるには、自社のブランドの価値観を基本に話し合う必要があります。そのため、チームのメンバー全員がブランドの価値を理解していなければなりません。

また、ブランドの価値について、自分の業務や行動にどのように反映すればよいか考える機会を設けると、従業員自身が社内外にブランドの魅力を積極的に発信しやすくなります。

インナーブランディングでのワークショップの種類

インナーブランディングのワークショップには、さまざまな種類があります。以下で、詳しく解説します。

言葉づくりのためのワークショップ

インナーブランディングにおける言葉づくりとは、社内に浸透させたい理念を具体的な言葉で表現することです。たとえば、以下のワークショップが挙げられます。

・スローガンを決めるためのワークショップ
・ブランドコンセプト策定のワークショップ
・コアバリュー検討のワークショップ

言葉づくりのためのワークショップを成功させるには、それぞれの内容を考慮して最適な従業員を選定する必要があります。

計画策定のためのワークショップ

計画策定のためのワークショップは、どのようにして理念を社内に浸透させるか検討するために行います。理念を浸透させる方法は多数あり、自社にとっての正解の見極めは簡単ではありません。ワークショップでは実際のさまざまな事例を確認し、アイデアやヒントを得ながら計画を策定する方法が有効です。事例を学べば、自社に合う計画を立てやすくなります。

浸透活動のためのワークショップ

浸透活動のためのワークショップは、理念を実際に社内へ浸透させるために行います。従来からある理念や再定義した理念の浸透を目指します。

ワークショップの具体例を挙げると、以下のとおりです。

・部下に理念を伝える方法を考えるワークショップ
・理念を自分のこととして捉えるワークショップ
・理念のWeb作成ワークショップ

浸透活動のためのワークショップは、対象者に合わせて内容を変える必要があります。役職や在籍年数によっても理念の浸透度は異なるため、それぞれに応じたワークショップを実施しましょう。

相互理解のためのワークショップ

相互理解のためのワークショップは、最終段階として実施します。理念を相互理解できていれば、社内に理念が浸透しているといえます。具体的には、仕事の意義やエピソードを再認識できるワークショップの実施がおすすめです。理念の浸透のためにとった行動を振り返って共有すると、相互理解を深められます。

インナーブランディングのワークショップの計画と準備

インナーブランディングのワークショップを成功させるには、計画と準備が重要です。以下で、詳しく解説します。

ワークショップの流れ

まずは、ワークショップによって達成を目指す目標を具体的に定めましょう。インナーブランディングに特化したワークショップの場合、価値観の浸透や行動の変容などを目標とするケースが一般的です。目標が明確になったら、参加者がワークショップの活動に没頭しやすい進行方法を検討しましょう。たとえば、以下のように進めるのもおすすめです。

1.企業の過去と未来について振り返る
2.グループで討論する
3.ロールプレイなどのアクティビティを実施する
4.具体的なアクションプランを策定する

ワークショップを効果的に進めるには、セッションごとの目的や時間配分をあらかじめ明確にしておきましょう。

資材と環境の整備

インナーブランディングのワークショップにおいては、適切な資材と環境の整備も重要です。具体的には、参加者が自由なアイデアを出すために必要な資材や環境を用意しましょう。たとえば、企業の理念や歴史を確認できる資料を準備すると役に立ちます。

また、思いついたアイデアを書き留められるよう、筆記用具も充実させる必要があります。さらに、明るく開放的なスペースを用意してワークショップを実施すれば、より活発な意見交換を期待できるでしょう。

ワークショップを実施する際のポイント

ワークショップを実施するときは、意識したいポイントがあります。ここでは、特に押さえておきたい4つのポイントを解説します。

最初から全従業員を対象としない

ワークショップの種類によって対象となる従業員は異なります。そのため、無理にすべての従業員を対象にする必要はありません。そもそも、理念浸透度や理念浸透に対するモチベーションも、従業員によってさまざまです。効果を高めるには、各従業員に適したワークショップを実施する必要があります。

アンバサダーを選出する

プロジェクトや研修に参加している従業員は、前向きでポジティブな傾向があります。そのため、ワークショップに参加している従業員のなかから、特に意欲的な人材をアンバサダーに選出するとより効果的です。アンバサダーは、理念の浸透を加速させるキーパーソンになります。

簡単なルールを設ける

インナーブランディングのワークショップにおいては、簡単なルールを設けることも大切です。

たとえば、以下のルールが挙げられます。

・批判はしない
・各自が自由に発言する
・思い浮かんだことはその場で発言する
・人のアイデアを広げる

参加しているすべての従業員が躊躇せず自分の意見を発信できる環境を作り、心理的な安全性を高める必要があります。

プロセスを記録・保存する

ワークショップは参加人数が限られていますが、プロセスを記録すれば参加できなかった従業員にも内容を共有できます。また、記録を保存すると、インナーブランディングのワークショップのノウハウを蓄積できます。記録に基づいて検証を行えば、よりよいワークショップを実施するために役立てることが可能です。

まとめ

インナーブランディングを促進する方法として、ワークショップは効果的です。インナーブランディングのワークショップには複数の種類があります。従業員によって適したワークショップは異なるため、それぞれにとって何が最適か検討することも重要です。

ワークショップについてよくある質問

Q1. ワークショップを成功させるポイントはなんですか?

A. 効果的なワークショップにするためには、以下のポイントが重要です。

Q2. なぜインナーブランディングにワークショップが効果的なのですか?

A. ワークショップは、従業員が主体的に考え、企業理念やブランド価値を自分ごととして捉える機会を提供することができます。
特に以下の効果が期待できます。

Q3. インナーブランディングのワークショップにはどんな種類がありますか?

A. 目的に応じて、以下のようなワークショップが有効です。

  1. 言葉づくりワークショップ:スローガンやブランドコンセプトを決定。
  2. 計画策定ワークショップ:理念の浸透方法を議論し、具体的な施策を決定。
  3. 浸透活動ワークショップ:理念を社内でどのように実践するかを検討。
  4. 相互理解ワークショップ:理念の体現を振り返り、エピソードを共有。

リンクソシュールは、20年超えの組織人事コンサルティングの実績があります。インナーコミュニケーションによる組織の風土や、カルチャーの変革についてサポート可能です。豊富な実績に裏付けられた高い再現性や実行力に定評があります。自社のインナーブランディングの取り組みを成功させるために、ぜひご相談ください。

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