人権リスク評価、その「盲点」とは
~実効性ある人権デュー・ディリジェンス~
企業活動における人権リスクへの対応は、ますます注目される重要な課題となっています。しかし、リスク評価が不十分である場合や、とるべきプロセスがとられていない場合など、見落とされている「盲点」が存在することが多いのも事実です。本セミナーでは、企業が直面する可能性のある人権リスクをどのように評価し、実効性のあるデュー・ディリジェンスを実施するかについて、実践的な視点から解説します。
具体的には、次の内容を取り上げます:
- 最新の法規制と国際基準:日本およびグローバルにおける法的要求とガイドライン
- 人権リスク評価の基本:企業が押さえるべき人権リスクの範囲と評価手法
- 『盲点』となりがちなリスクの識別:現場で見落としやすいリスクの具体例とその対策
- 実効性を確保するためのデュー・ディリジェンス:リスク評価から実際の対策までのプロセス
人権に対する真摯な取り組みが求められる中で、リスク評価の精度を高め、組織全体で人権デュー・ディリジェンスを強化することが不可欠です。今後の企業戦略に活かせる実践的な知見を、サステナビリティ・人権領域に高い知見を持ち、多くの企業のサステナビリティ戦略立案・実施支援などをリードするSDGパートナーズ代表田瀬氏をお迎えしてご説明します。
登壇者

代表取締役CEO
⽥瀬和夫
1967年福岡県福岡市⽣まれ。東京大学工学部原子力工学科卒。
1992年外務省に入省。2001年より2年間、緒方貞子氏の補佐官として「人間の安全保障委員会」事務局勤務。その後、国際連合事務局、デロイトトーマツコンサルティングの執⾏役員を務め、2017年9⽉に独⽴しSDGパートナーズを設⽴。企業のサステナビリティ⽅針全体の策定と実施⽀援、⾃治体と中⼩企業へのSDGs戦略⽴案・実施⽀援などをリードする。
また、 2019年12⽉には事業会社であるSDGインパクツを設⽴し、実際に社会に持続的インパクトをもたらす事業へも参⼊。Think coffee Japan株式会社を設⽴し、現在上記3社の代表取締役。私⽣活においては9,000⼈以上のメンバーを擁する「国連フォーラム」の共同設立者兼理事。
モデレーター

モチベーションエンジニアリング研究所
長谷川 卓己
大阪大学大学院応用化学専攻博士前期課程修了。2019年、株式会社リンクアンドモチベーションに入社。
入社後は、経理・財務業務に従事し、決算開示業務、CVC事業の企業価値評価を担当。
2021年にリンクアンドモチベーショングループ全社のR&D部門であるモチベーションエンジニアリング研究所に異動し、
一貫して組織人事領域を基軸とした基礎研究開発および新規事業開発を担当。
現在はリスクマネジメント領域の事業推進およびIRコンサルティング事業を推進。