三菱電機 鎌倉製作所は、創業以来 60 年以上にわたって宇宙・防衛関連製品を手がけてきた工場です。
高品質な製品を生み出すため、同社はルールやプロセスを磨き上げてきましたが、いつからか「ルールを守り、プロセスどおりに仕事をすることが第一である」といった
風土が生まれ、「新しいチャレンジ」を生み出しづらい組織文化となっていました。
近年、同社を取り巻く市場環境は大きく変化しており、事業拡大や新規事業の創出が求められる転換期を迎えています。
こうしたなか、今のままの風土で新たなチャレンジができるのだろうかと危機感を募らせた同社は、組織風土改革に着手します。
独自の MVV(ミッション・ビジョン・バリュー)を軸とした同社の組織風土改革とはどのようなものだったのか──。
工場長、営業部 企画課長、企画グループリーダーの 3 名にインタビューをして、組織風土改革の道のりを伺いました。